最強の近接航空支援機編制
記事 · CAS設計テンプレート
Hearts of Iron IV おすすめCAS設計テンプレート
HoI4における1936年・1940年・1944年の実戦向けメタCAS(近接航空支援機)テンプレート3選。航続距離と空対地攻撃力の極大化を徹底追求。最適モジュール構成、兵装、生産コスト(IC)、軍需工場の割り当て、そして自国の状況に応じた最適な機体選定を分かりやすく解説します。
3つのテンプレートからどれを選ぶべきか?
機体選定は年代・研究進捗・自国の工業力によって決まります。迷わず選ぶための指針をまとめました。
第1のテンプレート
1936年型CAS設計。厳密に最序盤の戦いおよび工業力の乏しい国家向けです。ゲーム開始直後で軍需工場が少なく、スペイン内戦や日中戦争などで急ぎ近接航空支援が必要な場合に採用します。コストは、航続距離825 km、空対地攻撃力15.4。初動の敵歩兵師団を削るには十分な火力であり、特に空域が狭く飛行場が密集している西欧・中欧戦線で真価を発揮します。1939〜1940年頃には性能差が開き始めるため、技術が解禁され次第1940年型へ移行してください。
第2のテンプレート
1940年型CAS設計。文句なしの絶対的メタ標準であり、HoI4で最も費用対効果に優れた万能機です。中小国なら1940年以降、主要国なら空軍方針で研究を前倒しして1939年から量産を開始できます。1,300 kmの航続距離と24.2の空対地攻撃力をわずか(必要資源:・)で実現します。航空優勢下では、本機の編隊が交戦地域ごとに60〜150もの地上戦闘ダメージを叩き出し、敵の前線を一網打尽にします。東部戦線や北アフリカ、アジアなど航続距離が問われる広大な空域でもカバー率は抜群です。終盤の機体更新が面倒であれば、終戦までこの機体を量産し続けるだけで十分勝利できます。
第3のテンプレート
1944年型CAS設計。終盤戦における最強のテンプレートです。1,500 kmの長大な航続距離と30.8の驚異的な空対地攻撃力を誇り、生産コストは、必要資源はとです。最大のハードルは生産コストではなく研究時期であり、1944年型機体とエンジンIVの解禁は早くても1943年末〜1944年頃になります。標準的なAI戦であれば1940年型で圧勝できるため必須ではありませんが、火力を極限まで高めたい場合や長期戦を戦い抜く場合には無類の強さを誇ります。
要約すると、手元の資源が少なく急ぎなら1936年型、キャンペーンの大半を支える主力なら1940年型、終盤に工場と研究枠が余っていれば1944年型です。それでは、各設計の詳細を見ていきましょう。
3つの完成CAS設計テンプレート
1936年型CAS設計テンプレート
- 序盤向け
- 低コスト
設計の解説
1936年の「基本的な小型機体」をベースにした設計です。兵装には胴体内蔵の小規模爆弾倉と翼下の仕込み爆弾を積み、特殊モジュール枠に追加増槽を1基搭載しています。
開戦初期に最適な、極めてシンプルかつ低コストな設計です。わずか、資源もとしか消費しません。空対地攻撃力15.4、航続距離825 kmを確保できます。ゲーム終盤には明らかに力不足ですが、序盤の地上戦では敵歩兵師団の組織力と装備を確実に削り取ってくれます。
航続距離は大陸横断には足りないものの、飛行場とプロヴィンスが密集している欧州戦線なら前線を十分にカバーできます。5〜10の軍需工場を割り当てておけば、小銃や火砲の生産を圧迫することなく安定して備蓄を増やせます。1936〜1937年時点では、5〜10工場でも貴重な投資となります。
旧式化するため、1939〜1940年頃を目処に更新することを推奨します。改良機体が解禁され次第、直接1940年型へラインを切り替えましょう。
性能諸元
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 航続距離 | 825 km |
| 空対地攻撃 | 15.4 |
| 生産コスト | 24 IC |
| 必要資源 | アルミニウム3、ゴム1 |
| 推奨軍需工場数 | 5〜10 |
長所
- 全機体中最も安価なIC生産コスト。
- 先行研究なしですぐに生産・配備が可能。
- 最序盤の地上戦において確実な打撃力を発揮。
短所
- 1939〜1940年には陳腐化が目立つ。
- 航続距離が控えめで広域展開に不向き。
- 空対地攻撃力の伸びしろが限界に近い。
総評: ゲーム最序盤の紛争や義勇軍派遣に最適。1940年以降の大規模戦争には火力・航続距離ともに不足するため、必要最小限を揃えたら速やかに1940年型へ移行しましょう。
1940年型CAS設計テンプレート
- 中盤向け
- 全期間対応
- メタ選定
設計の解説
1940年の「改良された小型機体」をベースにした構成です。兵装に大型爆弾倉2基と仕込み爆弾1基を搭載し、特殊モジュール枠には追加増槽を2基装備しています。
これこそが、トッププレイヤーの間でも満場一致でおすすめされるHoI4の主軸メタCAS設計です。1,300 kmの長大な航続距離と24.2の空対地攻撃力を持ちながら、コストはわずか、消費資源もとに抑えられています。航空優勢下で出撃させれば、戦区全体の交戦で敵師団に60〜150ものダメージを叩き出し、敵の防衛線をあっという間に溶かします。
空軍方針などの研究ボーナスを活かせば、1939年早々から生産に入れます。推奨する軍需工場の割り当ては10〜30工場です。例えばドイツプレイなら、1939年半ばに20〜30工場を投入しておくことで、対ソ戦開始までに圧倒的な機数を揃えられます。1,300 kmの航続距離は、北アフリカやソ連の広大な空域でも作戦効率ペナルティを受けずにカバーできます。多くの熟練プレイヤーが1939〜1940年にこの設計を作成し、そのままゲーム終了まで使い倒しています。
後期改修ルート: エンジンIVの研究完了後、本機体を改修可能です。仕込み爆弾を大型爆弾倉に換装し、追加増槽を3基にし、エンジンIVを載せることで、1944年型機体を待たずともさらなる航続距離と破壊力を手に入れられます。
性能諸元
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 航続距離 | 1,300 km |
| 空対地攻撃 | 24.2 |
| 生産コスト | 27 IC |
| 必要資源 | アルミニウム3、ゴム1 |
| 推奨軍需工場数 | 10〜30 |
長所
- ゲーム内最高のコストパフォーマンス比。
- 航続距離1,300 kmによりアフリカや広大な戦線でも作戦効率が低下しない。
- 終戦まで通用する非常に強力な空対地攻撃力。
短所
- 1940年型機体とエンジンの研究が必要。
- フル改修にはエンジンIVの解禁が必要。
- 航空優勢を確保できていない状況では脆弱。
総評: ほぼすべてのプレイヤーにとって最善の選択肢。1944年型への生産ライン転換の手間を省きたいなら、この設計に統一するだけで最後まで安定して勝利できます。
1944年型CAS設計テンプレート
- 終盤戦
- 最高峰
設計の解説
1944年の「進化した小型機体」をベースにした設計です。エンジンIVの強力な推力を活かし、大型爆弾倉2基、仕込み爆弾2基、そして追加増槽2基をフル搭載しています。
3つの設計の中で最強の破壊力を誇る最高峰のCASです。航続距離1,500 km、空対地攻撃力30.8を叩き出します。生産コストは、必要資源はとです。アルミニウム消費が1増えますが、終盤の大国の工業規模からすれば完全に誤差の範囲です。
最大のボトルネックは工業コストではなく研究時期です。1944年型機体とエンジンIVの解禁には膨大な研究日数が必要で、実戦配備はどうしても1943年末〜1944年頃になります。さらに新機体へのライン転換は工場の生産効率をリセットしてしまうため、すでに生産効率が最大化した1940年型工場をそのまま維持するプレイヤーも多いのが実情です。
通常のAI戦であれば本機は必須ではありません。しかし、最高数値を極めたい場合や、AI強化MODによる強固な要塞線を突破したい場合には、25〜50工場を割り当てることで敵地上軍を電光石火で粉砕できます。ゲーム終盤であれば軍需工場の数に困ることはありません。
性能諸元
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 航続距離 | 1,500 km |
| 空対地攻撃 | 30.8 |
| 生産コスト | 31 IC |
| 必要資源 | アルミニウム4、ゴム1 |
| 推奨軍需工場数 | 25〜50 |
長所
- 単発CASとして最高峰の1,500 km航続距離。
- ゲーム内トップクラスの空対地攻撃力(30.8)。
- 重装甲師団や塹壕に籠もる敵軍も容易に壊滅可能。
短所
- 終盤の先端技術研究が必須。
- 生産コストが若干高い(31 IC)。
- アルミニウム消費が1多く、ライン転換時に生産効率が低下。
総評: 終盤における地上支援の最高傑作。工業力と研究枠に余裕があれば、地上戦を一瞬で終わらせる決戦兵器となります。余裕がなければ、1940年型のままでも十分に勝勢を維持できます。
どのように設計を検証したか?
HoI4の航空機デザイナーで近接航空支援機(CAS)を設計する際、あらゆる要素は2つのステータスに集約されます。それは「空対地攻撃力」と「航続距離」です。最高速度、機動性、空中防御力は戦闘機にとっては有用ですが、陸上戦闘で敵地上師団にどれだけの被害を与えるかには一切影響しません。
モジュールの選定は推力と重量のバランスを突き詰めて行いました。大型爆弾倉は1枠あたりの空対地攻撃力が最も高い反面、重量が嵩みます。仕込み爆弾は軽量な火力補強となり、小規模爆弾倉は空気抵抗の悪化を防ぎます。追加増槽は航続距離を確保するために必須ですが、重量増とわずかな防御低下を伴います。デザイナーでは推力が総重量を上回っていなければならず、過積載になると設計を保存できなくなります。
装甲板などの防御モジュールは意図的に一切排除しました。CASの任務は敵迎撃機とドッグファイトを演じることではなく、自軍戦闘機が航空優勢を保つことこそが最大の防御だからです。装甲板を追加してもICコストと重量が無駄に増えるだけで、敵師団の本格的な対空砲(AA)火網から身を守ることはできません。その工業力(ハンマー)は、より強力なエンジンや増槽、爆弾へと注ぎ込む方が遥かに投資効果が高くなります。
また、1940年型の改修案(エンジンIV、増槽3基、全枠大型爆弾倉)も入念にテストしました。性能は極めて優秀ですが、1939〜1940年の開戦期には間に合わない技術を含むため、標準テンプレートではなく発展ルートとして位置付けています。
これら3つの設計は、シングルプレイの実戦キャンペーンを通じて徹底検証しました。戦闘ログでの対師団ダメージ、前線の移動に追従できる航続距離、生産ラインの立ち上がり速度を測定し、航空優勢の有無による違いも確認しています。何よりも実証されたのはHoI4空軍戦の鉄則です。航空優勢がなければ、どんな最高級のCASであっても迎撃されて壊滅します。まずは戦闘機で制空権を握り、その上でCASを飛ばすことこそが勝利への近道です。
覚えておくべき要点
1. 空対地攻撃力と航続距離を最優先する。 空中攻撃、防御装甲、機動性はCASには不要です。無駄な重量とコストを増やすだけであり、CASの真の護衛は味方戦闘機による航空優勢です。
2. 序盤の局地戦には第1テンプレート(1936年型)。 コスト24 IC、航続距離825 km、空対地攻撃15.4。初動の戦争を乗り切るには十分ですが、1940年技術が解禁されたら速やかに更新しましょう。
3. 中盤以降の主軸には第2テンプレート(1940年型)。 コスト27 IC、航続距離1,300 km、空対地攻撃24.2。ゲーム内最高の費用対効果を誇り、1939年から1945年までキャンペーン全体を支え抜く名機です。
4. 終盤の決戦には第3テンプレート(1944年型)。 コスト31 IC、航続距離1,500 km、空対地攻撃30.8。最高峰の性能を誇り、終盤の余剰工場と研究枠を投じて難攻不落の敵防衛線を粉砕する究極の機体です。